「幸せ物質」セロトニン・ドーパミンのもとは腸内細菌がつくる!
【写真】最近飲用し始めた乳酸菌サプリメントたち
どうも一番良い腸内細菌は、子供時代の時のようですので、どんな乳酸菌を摂っていたか、野沢菜漬けとか昔を思い出してま~す。
腸内細菌はガン治療はもとより、うつ病や自殺予防にもなりますし、花粉症など各種アレルギーも治ってしまう万病の魔法菌なんですね~。私も毎日実践してまして、毎日でっかい青春じゃなくて、でっかいウンコしてますよ~(爆)
【書籍】「腸にいいこと」だけをやりなさい!
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幸せか不幸かは、 腸で決まっていた!
人の幸せは、腸においてつくられています。幸せな気分になれるか、不幸な気分になるかは、腸のコンディションによって左右されています。幸せか不幸かは、腸が決めているといってもいいでしょう。 いったいどうして、そんなことがいえるのか? それは、セロトニンやドーパミンなど「幸せ物質」のもとが、腸内細菌によってつくられているからです。
これまでにも幾度か触れてきましたが、セロトニンは、心をしゃんとさせたり癒やし系の充足感を生んだりして「安定した幸せ感」をもたらす物質です。一方、ドーパミンは、心をワクワクさせたり好きなものへの欲求を高めたりして「気持ちいい幸せ感」をもたらす物質です。わたしたちの幸せ感は、これらふたつの幸せ物質が脳に分泌されることによって生み出されているといっていいでしょう。
そして、これらふたつの幸せ物質は、いずれも腸において生み出されているのです。 より正確にいうなら、腸内でつくられているのは、セロトニンとドーパミンの前駆体です。セロトニンのほうは、5-ヒドロキシトリプトファンという前駆体が合成され、ドーパミンのほうはL-ドーパという前駆体が合成されています。これらの前駆体が脳に運ばれ、脳に入ってからは、セロトニン、ドーパミンとしてさかんに利用されることになります。 つまり、腸は「幸せ物質を合成して出荷している工場」のようなもの。
腸内フローラは「健康や美容をつくる工場」だと前述しましたが、「幸せをつくる工場」でもあったわけですね。
工場内に腸内細菌作業員が少ししかいなくて、仕事をやる気がない状況だと、セロトニンやドーパミンの前駆体がろくにつくられず、脳にもほとんど送られなくなってしまいます。すると、脳内の幸せ物質が減少し、わたしたちはだんだん何事にも幸せを感じられなくなってくるようになります。あまりに不足してくれば、気分が落ち込んだりやる気がなくなってきたりするでしょう。 このように、腸内細菌が多いか少ないか、腸内環境がしっかり保たれているかいないかは、幸せ物質の生産量を大きく左右します。そして、その生産量の変化がわたしたちの心の健康に大きな影響を与えているのです。
じつは、人体のセロトニン量は、約10ミリグラムほどです。そのセロトニンは100%腸でつくられていて、全体の約90%が腸に存在しています。残りの8%は血小板に取り込まれ、脳に存在しているセロトニンはたった2%しかありません。 セロトニンは、わたしたちの心の健康を左右するくらいの大切な物質です。その90%が腸にあるのですから、心の健康に対し、腸がいかに大きな影響力を持っているかがおわかりいただけるのではないでしょうか。
うつ病を治したいなら、 脳ではなく腸を治すべき
うつ病は精神科の領域であり、ほとんどの医者や研究者は、脳のなかに原因や治療の手がかりを求めようとしています。 でも、私はそれがそもそもの誤りだと思うのです。
うつ病を解明し、治していく手がかりは、脳ではなく、腸のなかにこそあるのではないでしょうか。 精神科の診療ではほとんど見落とされてしまっているのですが、うつ病をはじめとした心の病気を患う患者さんには、腸内環境が悪く、腸内細菌が少ない傾向が顕著です。また、腸内環境の悪化がうつ病をもたらす原因なのではないかということを示唆する研究報告もたくさんあります。
腸はストレスにたいへん影響されやすい臓器であり、強烈なストレスを受けたり長期間にわたってストレスに悩まされ続けたりすると、てきめんに腸内環境が悪化してしまいます。悪玉菌が増殖して腸内の工場が機能しなくなってくると、ビタミンやホルモンの生産が滞ってきて精神面でも多くの不調が現れるようになります。
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