BSドキュメント・美女とキスするホームレス
私は、この、NYのビル屋上の屋根のない片隅で寝泊りしていて、6年間、毎朝、おしっこの溜まった容器を持ちながら公衆トイレに向かうホームレス、マーク・レイさんの姿を見まして、NHKの言う「幸せ物語」とは違う“何か”を感じていました。アメリカの本題は只単に「ホームレス」。
彼の毎月の固定支出は、ジム125$、健康保険280$、食費450$、飲み代と交際費300$、全部で1200$以上で、ドリンク付特製ピザ、5$をよく食べているようでした。
番組の最後のほうで、彼は「ニューヨークを諦めた。この番組を見ている人たちに寄付をお願いしたい旨のメッセージを発してました」
その後の決断で、アパートに住めるようにはなったみたいですね。
NHK BS1
本当にあった幸せ物語「ホームレス~イケメンモデルの秘密の生活」<字幕スーパー>
モデルや写真家として働くマーク・レイ 身長188cm 52歳
高級スーツを着こなし、モテモテの彼が、実はホームレス!
厳しい競争社会で生きるマークが見つけた道とは?
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3845/2365237/
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Spotlight (スポットライト) ハマるニュース&エンタメメディアより、抜粋・編集
http://spotlight-media.jp/article/221592846771539834
モデル、俳優、ファッションショーのカメラマンという異色のホームレス
Life・Society 2015.12.05
マーク・レイさんの仕事はファッション・フォトグラファー
2007年以降、ファッションカメラマンとして活動しているマーク・レイさん。その恵まれたルックスを生かし自らモデル経験も。
日本でも人気の「Sex and the City」や「Men in Black 3」など有名なテレビ番組や映画にも出演した経験あり。現在はファッションショーのカメラマンとして仕事をしています。
そして、ホームレス歴6年の経験
レイさんには携帯電話もラップトップもカメラもあります。でも、帰る家はありませんでした。6年間もニューヨークのビルの屋上で寝袋にくるまりながら寝ていたのです。どうして仕事もあるレイさんが、ホームレス生活をしていたのでしょうか。
それは、ニューヨークの高い家賃で給料が全て消えてしまい生活がままならない状態に・・だからレイさんは、家賃を払う生活を諦めたのです。
当時のレイさんは「寒いビルの屋上で寝る代わりに、毎日自分の好きなことにちょっとしたお金を使える方が幸せだ」と語っています。カフェで自分が撮った写真を閉店までチェック。そしてまた別の深夜カフェへ行って時間を過ごす生活。そして最後にはニューヨークの夜景が見下ろせるビルの屋上へ帰って行くのです。
周りの誰もが彼がホームレスだと気付かない
「幸いにも僕は見た目はそんなに悪くはないから、公衆トイレでTシャツとジーンズを着て洗濯してても、誰も僕がホームレスだって気付かないんだ。」
人としての人生とは何かを考えさせられる
「これまで何度か人生を諦めようと思ったこともある」ほど過去に辛い経験をしたというレイさん。
「それでも幸せな時期もあったし、元気づけられたこともあった。俳優としてテレビ出演していた時期もあれば、ホームレス暮らしもした。奇妙な人生だけど、孤独に感じたことはないんだ。」
当時は家賃を払って生活していけるほどの余裕はなかったけれど、ジムの更新はできたそうで、そこでシャワーやトイレを済ませ、カメラや洋服などもジムのロッカーに入れてあったそう。
レイさんがホームレスだということはごく数人しか知らなかったそうです。「だって別に自慢にもならないだろ。」
「僕はモデルやら俳優やら、地に足が付きにくい道を選んだんだ。だから経済的に不安定なのはしょうがない。そして今も収入が不安定なカメラマンだよ。こういう仕事を選ぶと、波があるから普通の人生を送るのは難しいよね。」
それでもようやく、今年2015年の夏にアパートに住めることになったレイさん。今は6年のホームレス生活にピリオドを打ちました。
レイさんは言います。「人生を切り抜けるのに屋根のある家はいらないんだ。僕はホームレス生活をしていた頃が懐かしいよ。自分が毎日生きてるっていう実感があったんだ。人として色々考えることもできたよ。」
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