眠れる人は正義を知らず

ケニー爺

2016年08月05日 08:21



争いごとを好まないのは、人間としての美質だ。
平和は耳にここちよい調べだ。
1つの町に、1人の人しか住んでいなければ、
争いもなく、心静かに人は生きられるだろう。

けれど人は淋しくなり、群れをつくり、掟をつくり、
愛を育みつつ、集団を害する者を憎み始める。
民族が分かれ、信条が分かれ、政治にも、経済にも、国としての違いが現れてくる。

すると人々はライバルに嫉妬し、敵に差をつけようとする。
愚かな指導者は、内政のツケを、外国の責任だと訴える。
かくして紛争や戦争が始まる。

だが眠っていてはいけない。

おとなしく隷属すれば、平和がやってくると思ってはいけない。

智慧ある者は、必ず正義に目覚める。

眠れる人は、いまだ正義を知らないのだ。


冊子・幸福の科学2016・8月号 No.354 
大川隆法・心の指針 より


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