2015年11月10日

【書籍】北野武『新しい道徳』は、セコイ処世術本!

このたけちゃんの本は、新しい道徳でなくて、道徳否定ですって。単なるセコイ処世術でもあるようですね。
本来、道徳とは人間の根源の問題でもあるでしょうから、なぜ人は生まれてきたのか、目的は、使命は何なのか?どこから生まれてきてどこへ帰るんだろう?なぜ世界が、宇宙があるのだろう?などの疑問を解決できてこそ正しい道徳観が芽生えると思うのですけれど~。
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要注意トレンド 北野武『新しい道徳』に世間が注目
ザ・リバティ・ウェブより、有料記事のため大幅抜粋・編集2015.11.09
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10436

日本人が「道徳・正義」というテーマに関心を持ち始めている。
そんな世相を表す本が、ビートたけしこと、北野武氏の新著『新しい道徳』(幻冬舎)だ。

あらゆる道徳にツッコミ
「昔の日本の価値観では、妻は夫を立てることになっていた(中略)現在はどうだろう(中略)女は男の後ろを歩くべきだなんてネットで発言したら、炎上するに違いない」
「今の道徳では、年寄りに席を譲るのは『気持ちいいから』なんだそうだ。(中略)だとしたら、席を譲って気持ちよくないなら、席なんか譲らなくていいという理屈になる」
「自分たちの道徳を、相手に押しつけようとするから戦争になる」
「なぜ人間には道徳が必要なのか。なるほどと、子供が心から納得するような説明のできる教師が、この日本にいったい何人くらいいるだろう」
どれも、日本人が「道徳・正義」に抱く印象を、代弁している。

道徳は「世渡りの手段」?
もちろん、「道徳の全否定」「犯罪のススメ」にならないよう、巧妙に書かれている。善意で読めば、全国の教員に「道徳への"悟り"や"実感"が足りない」と励ましているようにも見える。
しかし結論は、「普遍の善悪のようなものは存在しない」という主旨だ。
北野氏によると、道徳は、社会の中で都合よく生きる術でしかない。お年寄りに席を譲るのも、人間関係の技術だと言う。
「道徳は自分で身につけるものなのだ(中略)人間社会の中で、上に行こうとする奴は、放っておいても道徳的になる。そうでないと、上には行けない」
北野氏の言う「道徳」は、この世の人生を、上手く行き渡る手段のようだ。

本書を全国民が読んだら……
確かに、普遍的な道徳を科学で証明することはできない。「道徳=処世術」という説に、合理性を感じる人もいるかもしれない。
しかし、北野氏の言葉がいかに上手くとも、本書にはどうしても違和感がある。
この本を全国民が読み、内容を受け入れたら、日本は大変殺伐とした世界になる。

あの世の視点が必要
道徳の根拠を、「合理的」に突き詰めようとしても、結局、お互いが不幸になる結論が出てくる。何かがおかしい。
そこに欠けているのは、「あの世」の視点だろう。
「人間がどこから、なぜ生まれて来るのか」「この世界はなぜ存在するのか」を知って、初めて腑に落ちる道徳もあるのではないか。
道徳や正義には、宗教の裏づけが必要だと改めて感じさせられる。(馬場光太郎)


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