2015年08月16日
山崎豊子霊が解説「不毛地帯」
本日、映画「不毛地帯」がございますので、参考になさって下さいまし~。
8/16(日)19:00~22:25 BSフジ「不毛地帯」
大川隆法 『不毛地帯』などには、商社マンの壹岐正という登場人物が出てきます。彼は、元陸軍中佐で大本営参謀だったのですが、そこから、伊藤忠をモデルとする商社に天下って入りました。その後、大会社になっていき、やがて、〝航空機合戦〟をやるところあたりを書いた小説です。私は、だいぶ前に読んだのですが、意外なところで驚きました。それは、その商社のニューヨークでのことを書いてある部分です。そこには、コーヒーを紙コップに入れて飲んでいるところまでしっかりと描写されていたので、「よく調べているなあ」と思っていました。 おそらく、想像で書いた場合、きちんとした器で飲んでいるように書くだろうと思うのですが、実際は、確かに紙コップに入れて飲んでいるのです。「ああ、実際にここまで調べているんだ」と思うと、少しドキッとしました。こういう細かいところについては、実際に行って調べているとしか思えません。普通、そういうことは分からないものです。やはり、アメリカあたりであれば、きちんとした器でコーヒーを飲んでいると思うのではないでしょうか。そういうあたりで驚いたことがありますが、そうとう克明な取材をしており、社会派作家としてのジャンルに入る方だと思います。 『山崎豊子 死後第一声』
モデルになった瀬島龍三の着目理由
山崎豊子 もう、頭がよかったし、若くして出世されて(第二次大戦で帝国陸軍の)作戦参謀をされたけど、敗れた。しかし、シベリアで抑留された人たちの身代わりになって、現地に残った。 このへんは、軍人としては、すごく誇り高い、明治の軍人みたいなものも感じるよねえ。 社会復帰してからも、なかなか節を曲げない部分もあった。請われて商社に入ったところが、だんだん、もとの「軍の参謀的機能」の面が大きくなっていってね。〝商戦〟というかたちではあるけれども、やっぱり、そういう世界にまた突入していって、戦いに入っていく。 うーん、あのへんは、習性的に抜けずに突入していく感じだったね。 でも、それも終わって、内閣の顧問みたいなものをやったり、皇室関係にもアドバイスしたりというふうに、すごく巨大なかたちになっていった方ですよね。 これを解明するのは、そんなに簡単なことではなかったと思うんだけど、「神仏は、なぜ、こういう人をつくられ、こういう運命のなかに置かれて、実験されているのか」を、やっぱり知りたいよなあ。 だから、「神のお心」が知りたいんですよ。 善悪だけというよりは、本当に、神のお心、「なぜ、そうされるのか」っていうことを知りたいんですよねえ。 『山崎豊子 死後第一声』
大川総裁総括
実に頭のいい女性だと思った。たくみに言葉を繰り出してくるし、商売勘もあり、交渉力も舌を巻くほどだ。 彼女が社会悪を追及、あるいは追究する背景には、「神仏の眼」と「運命に翻弄される人間」、「結果としての地獄か、それとも希望か」といった視点があったのだ。 それにしても、『白い巨塔』や『華麗なる一族』、『不毛地帯』などは、小説として読んでも、TVドラマとして見ても、面白かった。成功の陰にある闇の部分に、あるいは、仏教的視点があったのではないかというのが、本書での最高の発見かもしれない。 『同上』あとがきより
大川咲也加の文学のすすめ~日本文学編~より

8/16(日)19:00~22:25 BSフジ「不毛地帯」
大川隆法 『不毛地帯』などには、商社マンの壹岐正という登場人物が出てきます。彼は、元陸軍中佐で大本営参謀だったのですが、そこから、伊藤忠をモデルとする商社に天下って入りました。その後、大会社になっていき、やがて、〝航空機合戦〟をやるところあたりを書いた小説です。私は、だいぶ前に読んだのですが、意外なところで驚きました。それは、その商社のニューヨークでのことを書いてある部分です。そこには、コーヒーを紙コップに入れて飲んでいるところまでしっかりと描写されていたので、「よく調べているなあ」と思っていました。 おそらく、想像で書いた場合、きちんとした器で飲んでいるように書くだろうと思うのですが、実際は、確かに紙コップに入れて飲んでいるのです。「ああ、実際にここまで調べているんだ」と思うと、少しドキッとしました。こういう細かいところについては、実際に行って調べているとしか思えません。普通、そういうことは分からないものです。やはり、アメリカあたりであれば、きちんとした器でコーヒーを飲んでいると思うのではないでしょうか。そういうあたりで驚いたことがありますが、そうとう克明な取材をしており、社会派作家としてのジャンルに入る方だと思います。 『山崎豊子 死後第一声』
モデルになった瀬島龍三の着目理由
山崎豊子 もう、頭がよかったし、若くして出世されて(第二次大戦で帝国陸軍の)作戦参謀をされたけど、敗れた。しかし、シベリアで抑留された人たちの身代わりになって、現地に残った。 このへんは、軍人としては、すごく誇り高い、明治の軍人みたいなものも感じるよねえ。 社会復帰してからも、なかなか節を曲げない部分もあった。請われて商社に入ったところが、だんだん、もとの「軍の参謀的機能」の面が大きくなっていってね。〝商戦〟というかたちではあるけれども、やっぱり、そういう世界にまた突入していって、戦いに入っていく。 うーん、あのへんは、習性的に抜けずに突入していく感じだったね。 でも、それも終わって、内閣の顧問みたいなものをやったり、皇室関係にもアドバイスしたりというふうに、すごく巨大なかたちになっていった方ですよね。 これを解明するのは、そんなに簡単なことではなかったと思うんだけど、「神仏は、なぜ、こういう人をつくられ、こういう運命のなかに置かれて、実験されているのか」を、やっぱり知りたいよなあ。 だから、「神のお心」が知りたいんですよ。 善悪だけというよりは、本当に、神のお心、「なぜ、そうされるのか」っていうことを知りたいんですよねえ。 『山崎豊子 死後第一声』
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Posted by ケニー爺 at 15:49│Comments(0)
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