2016年07月09日

参院選・この危険な数字がアベノリスクだ!

2016.07.09ザ・リバティ・ウェブより、抜粋・編集
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11605

自民党のCM映像がよくできている。
まず、雇用だの、国民総所得だの、アベノミクスの“成果"を表す数字が次々に現れる。
そして、「この道を。力強く、前へ。」と念を押される。
単純なつくりだが、数字の説得力も手伝って、さも「アベノミクスしかない」ように感じてしまう。

しかし注意して欲しい。この数字は、日本経済のほんの一部分しか切り取っていない。「この道」を信じる前に、アベノミクスが叩き出した、悪い数字を見ていきたい。




(1)実質賃金は18%悪化
まずは、お給料だ。
安倍政権は、「賃上げ2%達成 3年連続」と訴える。しかし、この数年間、物価だって上がっている。大事なのは、「物価の変化を差し引いたとき、そのお給料でどれだけ買い物ができるか」だ。

それを表す数字である「実質賃金」(2010年を100とした指数)を見てみると、
アベノミクス前 99.2(2012年平均値)
   ↓
アベノミクス後 80.9(2016年5月速報値)
18%も減っている。
給料の額面は上がっても、「豊かさ」は失われている。

(2)個人消費は14%悪化
次に、日々のお買い物だ。2人以上の世帯がひと月に使うお金は、
アベノミクス前 約32万8千円(2012年12月)
   ↓
アベノミクス後 約28万1千円(2016年5月速報)
14%も減っている。
消費税を8%に上げた破壊力だ。日本経済の6割を占める消費を減らしておきながら、「アベノミクスが成功した」と言えるのだろうか。

(3)生活保護受給世帯 6万人増加
貧しい人たちの生活事情はどうだろうか。
生活保護受給世帯を見ると、
アベノミクス前 157万823世帯(2012年12月)
   ↓
アベノミクス後 163万2271世帯(2016年4月)
6万世帯も増えている。

(4)国家予算は過去最大
アベノミクスが一定の好況感を演出したのは事実だ。しかしその背景には、政府が派手に税金をバラまいた事実がある。
一般会計の歳出層額は、
アベノミクス前 90兆3339億円(2012年度)
   ↓
アベノミクス後 96兆7218億円(2016年度)
2016年度は、過去最大の額を叩き出している。
安倍政権は、「子供手当て」などのバラまきを批判された民主党よりも、派手にお金を使っている。

もちろん、インフラなどへの財政出動は将来に利益を生む投資だが、「低所得者への給付金」などは正真正銘のバラまきだ。

(5)お金の量は3倍
アベノミクスが好況感を演出した一番の理由は、大胆な金融緩和だろう。
日銀が発行するお金の量(マネタリーベース)は、
アベノミクス前 131兆9837億円(2012年12月)
   ↓
アベノミクス後 392兆7119億円(2016年6月)
3倍にも膨れ上がっている。
お金は、日銀の「借金」に例えられることもある。民主党時代は、経済規模に対してお金が足りない「貧血」状態だった。そのため、金融緩和は建設的な「借金」だった。

しかしこのまま行けば、来年には「借金」の量が日本の経済規模500兆円を越える。アベノミクスの好況感の裏で、日銀はとんでもない爆弾を抱えさせられている。

(6)貿易赤字も過去最大
金融緩和の"成果"と自民党が訴えるのは、円安だ。輸出が増え、トヨタなどの大企業が大きな利益を出したニュースは、日本経済復活の幻想を膨らませた。

しかし、円が安くなれば、それだけ海外からものを買うコストがかさむ。
輸出から輸入を引いた「貿易赤字」を見てみると、
12兆8160億円(2014年)
という、過去最大の数字を叩き出している。
多くの資源を輸入する中小企業など、誰かが泣きを見ているわけだ。
結局、富を生んでいない。

以上の数字を俯瞰すると、アベノミクスの正体が見えてくる。

アベノミクスが始まってから、給料が減り、消費が減り、生活保護が増える……。消費税の影響で、経済の根幹部分は、軒並みダメだ。

一方、株価上昇や大企業の収益アップなど、一見景気のいいニュースも見られる。

しかしその裏には、「過去最大の税金の使いこみ」「日銀の借金が3倍」「過去最大の貿易赤字」という犠牲がある。

つまりアベノミクスは、「本質的には『富』を生み出していないが、政府が通貨や財政を操作して、景気のいい数字をつくり出している」に過ぎない。

果たしてこれが、「この道を。力強く、前へ。」と言えるような経済政策なのだろうか。(馬場光太郎)

【オススメ記事】
参院選特設ページ 「消去法でアベノミクス!? 真に問うべき7つの争点」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11496
  


Posted by ケニー爺 at 07:22Comments(0)戦争・歴史・政治・経済

2016年07月01日

産経埼玉・釈党首と安倍首相を並べて掲載

【参院選】幸福実現党の政見放送は30日と4日
2016.06.29ザ・リバティ・ウェブより、抜粋・編集
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11563

参院選の比例代表候補の政見放送が始まった。
幸福実現党の放送日時は、次のように発表されている。
NHK総合テレビ
7月4日(月)22:25~23:20(幸福実現党は22:40頃放送)
NHKラジオ第1
7月4日(月)13:05~14:00(幸福実現党は13:20頃放送)
各党の放送時間は17分。幸福実現党はホームページで、「前半10分間で、釈量子党首による政見放送、後半7分は有権者の方からよく寄せられる幸福実現党の質問に、釈量子がお答え致します」としている。
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自民党と、並ぶ、幸福実現党
今回の参院選では、公示前後から幸福実現党への注目が集まっている。
産経新聞・埼玉版(29日付)では、28日に埼玉選挙区の候補者の応援で埼玉入りした幸福実現党の釈量子党首と自民党総裁である安倍晋三首相を並べて報じている。

また、公示前の愛媛新聞(15日付)の1面でも、安倍首相、民進党の岡田克也代表、社民党の吉田忠智党首、そして釈党首を並べて報じている。



調査結果で政党要件を満たす党を超える
この注目度は、数字にも表れている。
共同通信が実施した参院選の序盤情勢に関する世論調査の結果が各地方紙で報じられているが、少なくとも沖縄選挙区と栃木選挙区で、幸福実現党が生活の党と山本太郎となかまたち(以下、生活の党)など、政党要件を満たす党を超えていたことがわかった。

沖縄の琉球新報(24日付)では、比例代表の投票先として、幸福実現党は1.0%と報じられた。首位は自民党で21.0%、2番目は民進党で8.3%、社民党5.5%などには届いていないが、生活の党0.7%、新党改革0.0%などよりも支持を得ていることがわかる。

また、栃木の下野新聞(24日付)では、数字は示されていないものの棒グラフからは、社民党、生活の党、日本のこころを大切にする党、新党改革を超えていることが読み取れる。

さらに、長崎新聞(29日付)では、「18・19歳の視線」のコーナーで、同紙が18歳、19歳を対象に独自に行ったアンケートの結果が掲載されている。ここでは、投票先の政党の中で、幸福実現党は1.45%だった。こちらも自民党の65.77%や民進党の10.37%などには届かないものの、社民党の0.41%、新党改革の0%を超えており、共産党1.87%、おおさか維新の会1.66%、生活の党1.87%などに迫る勢いだ。

これらは選挙序盤の調査。7月10日の投開票日まで残り11日。各党の熱い戦いは続く。

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釈量子・幸福党首 第一声「政治変革なくして、国が立ち上がることはない」
msn産経ニュースサイトより、抜粋・編集
http://www.sankei.com/politics/news/160622/plt1606220067-n1.html

 幸福実現党の釈量子党首は22日、同日公示された第24回参院選の第一声を東京・JR品川駅前で行った。街頭演説の要旨は以下の通り。

 「この日本にとって政治とは何か。未来に向けて政治に根本的な変革を及ぼすべく立ち上がる。日本はなぜ25年間まったく経済成長してこなかったのか。政治が変革することなくして、この国が立ち上がることはない。この政治を根本から変える」

 「日本は際限のない増税で苦しんでいる。消費税を8%から5%に下げる。減税から景気回復、経済成長の良い循環を起こしていきたい」

 「そして、この国をどう守るか。自分の国は自分で守るという方向に切り替えなくてはいけない。国の誇りを取り戻す。まだまだこれから日本は輝ける。この可能性をかけて、今回の選挙を戦う」

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幸福実現党・釈党首街宣で 安倍政権を一刀両断
2016.06.09zakzak夕刊フジより、抜粋・編集
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160609/plt1606091202005-n1.htm

 7月に行われる参議院選挙前に幸福実現党・釈量子党首が有楽町駅前で5日、街宣した。安倍首相は先ごろ、公約としていた17年4月に実施予定の消費税増税をこのほど、2年半延期を決定。停滞する経済の活性化を期待したが、釈党首は「増税はおろか5%に戻すべきだ。日本は消費大国で60%を消費で経済が成り立っている。その国から消費税を上げること自体、ナンセンス」と安倍首相の、英断、を一刀両断。

 また、国防についても「抑止力のため、核武装は必要」とし、軍国主義化への移行ではなく、わが国をターゲットにしている、お隣さんたち、へ牽制の意味を含めると言及した。
  


Posted by ケニー爺 at 16:53Comments(0)幸福実現党