2015年10月28日

【新刊】世界三大美女・小野小町(北川景子)の美とは何か

 小野小町 (生霊の)呪い、怨念、あるいは、嫉妬心、劣等感、自虐の念。《略》こういうものが、頭の上から燃え立ってきて、モワッとした雲みたいになってくるわけですよ。 その雲のままで、頭上に留まってるだけでは済まなくなって、やっぱり、その主たる対象に向かって移動していって、その人の頭や首、肩、腰など、こういうところに取り憑いてきて、インスピレーションを与え始めるようになるわけですね。 それで、その人にはいつも苦情が入ってきているだけで、弱いと、自虐的になって自分の人生を悲観的に捉えたり、勇気がなくなったりします。 場合によっては、そういう呪いがかかっていると、自分の命を絶つような方も出てきますよね。《略》 その呪いの言葉が、生き物みたいに、いっぱい攻めてきているんだと思うんですね。まあ、イモリやヤモリみたいに、いっぱい周りに取り憑いていて、自分が悩乱してきて、何か、この世を儚(はかな)んで、やりたくなるような感じがあるんだと思うんです。だから、受け身すぎるとやられてしまうこともあるので。《略》

やっぱり、「反対の想念を打ち出していく」ことも大事なのかなあというふうには思うんですね。
心を、限りなく美しい世界へ、純粋な世界へ、透明な世界へ飛翔させることで、そういう攻撃をかわしてしまって、同時存在できないようにしていくことも大事だと思うのです。 そういうものにやられているときは、やっぱり、心のなかに曇りがあって、暗いことを考えがちで、自己否定的になって、未来が悲観的に見えて、挫折感とか、そういうものが出てきて、相手を喜ばせるような現象が起きてきているはずなのです。だから、それを乗り越えることが大事であろうと思うんですね。

 逆に、呪を返すときには、相手に対して、反対のことを祈ってあげることなんですよ。言ってきていることを感じ取って、逆に言う。
「あなたが幸福になることを祈っています」「あなたが豊かになることを祈っています」「あなたが美しくなることを祈っています」「ご健康になることを祈っています」と、サラッと言ってのけることで、呪を切り返すこともできるんですよね。波長が同通しなくなりますので。 だから、相手が、呪いの言葉を念力でかけてきた場合、「こっちも、呪いの言葉を念力的にかけて戦って、念力戦で強いほうが勝つ」という勝ち方もあるとは思うんですけど、もう一つは、やっぱり次元的に、ぐっと相手を超えてしまうかたちです。


あとがき
美には先天的なものと後天的なものとがある。さらに言えば天然のものと人工のものがある。しかし、美を極めていくには、ストイックな努力の積み重ねも必要だろう。 女優・北川景子さんの間奏曲的な番組を視ると、地中海に美の女神アフロディーテの姿を探したり、トルコに、美貌ゆえに皇帝の目に止まった二人の皇后の姿を求めていくものもある。ああ、日本の小野小町が、地中海圏の美神を訪ねていくというのは、企画者の着眼点も素晴らしいと思った。

燃え上がる 玉の緒の炎
いたずらに 神ならぬ身を 焦がし果てなむ

結婚問題で世間が揺れていた時、ちょうど2日前の夜中、小野小町が私に伝えてきた和歌である。意味は解読しないこととしよう。 2015年 10月12日 大川隆法

 
【新刊】美とは何か ―小野小町の霊言―
恋は、人生の花。
人気女優・北川景子さんの過去世でもある小野小町。
世界三大美女に数えられる平安時代の歌人が語る、
「日本の美」「言霊〔ことだま〕の神秘」とは。
日本が世界に誇るべき美の世界が、この一冊に。