2015年11月03日
総裁の質疑応答・日本の円が基軸通貨になる時
日本の円が基軸通貨になる未来
ザ・リバティ・ウェブより、抜粋・編集2015.10.29

問・今の日本人に必要な心構えや指針について、ご教示ください。
2012年11月11日 東京正心館にて
日本は、単一国家、単一民族ですし、鎖国時代を長く持ったことが文化的に影響しすぎていると思います。そのため、世界のなかで友達をつくるのが下手です。下手な理由の一つには、やはり言語の問題があるので、いろいろな外国語を使えるようにしなければいけません。日本人が外国から来たお客さんに対して外国語で応対するのはそうとう厳しいでしょう。外国の方にサービスを十分に提供できていないところについては、やはり反省すべきです。
円の基軸通貨化をすすめよ
今、アメリカもいよいよ衰退しつつありますし、中国は発展しているけれども、人民元が世界の中心になるとは、すぐには思えない状況です。
しかし、日本円は、どれだけ日本の政界がいいかげんで、「暴走」というか、「迷走」を繰り返していても円高を維持しているという、まことに不思議な状況にあります(説法当時)。
私でしたら、やはり、円の基軸通貨化を目指します。基本的には、国際通貨として、円が基軸通貨に近づいていくような方策を採りたいと思います。
どれだけ総理大臣が替わろうと、原発が事故を起こそうと、マグニチュード9・0の地震や大津波が来ようと、円高が続いているなど、普通の国では信じられません。考えられないほど、ものすごい信用があります。
これには戦略が要ります。構想力がないとできないのです。円が基軸通貨になったら、良いことがたくさんあるのです。
一つは、日銀券を刷れば、世界中のものが買えるようになります。基軸通貨ならば、何の担保も要らず、一万円札を刷ればいいということになります。
つまり、商売を全て円建てでやってしまえばいいのです。基軸通貨になれば、通貨の量が二倍に増えたら、国の財産もあっという間に二倍になります。ですから、円の基軸通貨化を目指したらいいのです。
これだけ円が安定しているなら、狙えるチャンスはあるので、やったらいいと思います。
日本語が世界の共通言語になるためには、時間がかかるかもしれません。そこで、まずは円の基軸通貨化を目指し、円での取り引きがいろいろな場所で行われるような方向へ持っていくと、日本が直に、いろいろな所と交流していく機縁になるだろうと推定します。
そうする中で、商売、貿易、あるいは企業による海外取り引き、海外での合弁事業、工場移転などを通して、海外に「友達」を増やしていくことが、基本的には大事なのではないかと思います。
円を基軸通貨化することで為替リスクが減りますので、企業は安定し、非常に楽になってきます。
防衛産業への進出も急務
もう一つは、中国の「海監」などと言われる船への対策です。向こうの船が毎日4、5隻と、尖閣諸島の周りをサメみたいにウロウロしているので、やはり、たまには追い払わないといけないと思います。日本としては、もう、「なめたらいかんぜよ」という姿勢を示す必要があります。国家として権益を守るのは当たり前のことです。
ですからこれを機に、日本の防衛産業をきっちり立ち上げたらいいのです。そうすれば、経済も大きくできるし、失業者も吸収できます。
日本の自衛隊は十数万人しかいませんが、中国の人民解放軍は約二百万人もいるのです。日本の十倍もいるので、ゾロッと日本に上陸されたら大変なことになります。
「日本に来たら、税金を安くしますよ」などと言って、世界の富豪を日本に取り込むことを考えてもいいと思います。
ビル・ゲイツが軽井沢に別荘をつくると言っています。ああいう人に、日本に機嫌よく長くいてほしかったら、優遇措置ぐらいは設けても良いと思うのです。
「日本は安全だし、あなたがたの権益を守ります」というようにしたら、今、シンガポールやカナダなどに逃れているような有名人や大富豪が日本にも来るようになります。そういうことも大事です。
思いの力と構想力
そして実践・行動あるのみ
やはり、まずは心の力、構想力が先です。「こうなりたい」と思うことから、具体的な作業が始まるということを知ってください。
先ほど中国の話もしましたが、中国の一般の人たち、特に上海や香港など、海辺のほうの人たちは、けっこう、私の本を読んでいるのです。本当に、そこで私の本が売れていて、ちょうど明治期の日本での『自助論』や『西国立志編』、福沢諭吉の『学問のすすめ』に当たるようなのです。中国人で、「これからお金を儲けたい」と思っているような人たちは、私の本を読むとやる気が出てくるらしいのです。
これから仕事を覚えて、「資本主義市場経済でも構わない」と思っている人もたくさんいるので、そういう人たちは仲間になれるでしょう。
幸福の科学の考え方を受け入れることによって、外国でも経済的繁栄が実証できるようになれば、だんだんと世界に広がっていくのではないかと思っております。
とにかく、思いの力と構想力を持って、あとは、実践・行動あるのみです。そう思って十年、二十年経てば、次第にそうなっていきます。
ザ・リバティ・ウェブより、抜粋・編集2015.10.29

問・今の日本人に必要な心構えや指針について、ご教示ください。
2012年11月11日 東京正心館にて
日本は、単一国家、単一民族ですし、鎖国時代を長く持ったことが文化的に影響しすぎていると思います。そのため、世界のなかで友達をつくるのが下手です。下手な理由の一つには、やはり言語の問題があるので、いろいろな外国語を使えるようにしなければいけません。日本人が外国から来たお客さんに対して外国語で応対するのはそうとう厳しいでしょう。外国の方にサービスを十分に提供できていないところについては、やはり反省すべきです。
円の基軸通貨化をすすめよ
今、アメリカもいよいよ衰退しつつありますし、中国は発展しているけれども、人民元が世界の中心になるとは、すぐには思えない状況です。
しかし、日本円は、どれだけ日本の政界がいいかげんで、「暴走」というか、「迷走」を繰り返していても円高を維持しているという、まことに不思議な状況にあります(説法当時)。
私でしたら、やはり、円の基軸通貨化を目指します。基本的には、国際通貨として、円が基軸通貨に近づいていくような方策を採りたいと思います。
どれだけ総理大臣が替わろうと、原発が事故を起こそうと、マグニチュード9・0の地震や大津波が来ようと、円高が続いているなど、普通の国では信じられません。考えられないほど、ものすごい信用があります。
これには戦略が要ります。構想力がないとできないのです。円が基軸通貨になったら、良いことがたくさんあるのです。
一つは、日銀券を刷れば、世界中のものが買えるようになります。基軸通貨ならば、何の担保も要らず、一万円札を刷ればいいということになります。
つまり、商売を全て円建てでやってしまえばいいのです。基軸通貨になれば、通貨の量が二倍に増えたら、国の財産もあっという間に二倍になります。ですから、円の基軸通貨化を目指したらいいのです。
これだけ円が安定しているなら、狙えるチャンスはあるので、やったらいいと思います。
日本語が世界の共通言語になるためには、時間がかかるかもしれません。そこで、まずは円の基軸通貨化を目指し、円での取り引きがいろいろな場所で行われるような方向へ持っていくと、日本が直に、いろいろな所と交流していく機縁になるだろうと推定します。
そうする中で、商売、貿易、あるいは企業による海外取り引き、海外での合弁事業、工場移転などを通して、海外に「友達」を増やしていくことが、基本的には大事なのではないかと思います。
円を基軸通貨化することで為替リスクが減りますので、企業は安定し、非常に楽になってきます。
防衛産業への進出も急務
もう一つは、中国の「海監」などと言われる船への対策です。向こうの船が毎日4、5隻と、尖閣諸島の周りをサメみたいにウロウロしているので、やはり、たまには追い払わないといけないと思います。日本としては、もう、「なめたらいかんぜよ」という姿勢を示す必要があります。国家として権益を守るのは当たり前のことです。
ですからこれを機に、日本の防衛産業をきっちり立ち上げたらいいのです。そうすれば、経済も大きくできるし、失業者も吸収できます。
日本の自衛隊は十数万人しかいませんが、中国の人民解放軍は約二百万人もいるのです。日本の十倍もいるので、ゾロッと日本に上陸されたら大変なことになります。
「日本に来たら、税金を安くしますよ」などと言って、世界の富豪を日本に取り込むことを考えてもいいと思います。
ビル・ゲイツが軽井沢に別荘をつくると言っています。ああいう人に、日本に機嫌よく長くいてほしかったら、優遇措置ぐらいは設けても良いと思うのです。
「日本は安全だし、あなたがたの権益を守ります」というようにしたら、今、シンガポールやカナダなどに逃れているような有名人や大富豪が日本にも来るようになります。そういうことも大事です。
思いの力と構想力
そして実践・行動あるのみ
やはり、まずは心の力、構想力が先です。「こうなりたい」と思うことから、具体的な作業が始まるということを知ってください。
先ほど中国の話もしましたが、中国の一般の人たち、特に上海や香港など、海辺のほうの人たちは、けっこう、私の本を読んでいるのです。本当に、そこで私の本が売れていて、ちょうど明治期の日本での『自助論』や『西国立志編』、福沢諭吉の『学問のすすめ』に当たるようなのです。中国人で、「これからお金を儲けたい」と思っているような人たちは、私の本を読むとやる気が出てくるらしいのです。
これから仕事を覚えて、「資本主義市場経済でも構わない」と思っている人もたくさんいるので、そういう人たちは仲間になれるでしょう。
幸福の科学の考え方を受け入れることによって、外国でも経済的繁栄が実証できるようになれば、だんだんと世界に広がっていくのではないかと思っております。
とにかく、思いの力と構想力を持って、あとは、実践・行動あるのみです。そう思って十年、二十年経てば、次第にそうなっていきます。